100年前の「当たり前」農法。農薬も除草剤もいらない。

1900年前後(明治から大正時代)、日本政府が農薬の技術輸入に努め、日本の農家に農薬が普及し始めたのは1930年代。つまり、100年前の農業は無農薬が当たり前の時代.。しかし現在では、農薬や除草剤を使うのが当たり前の時代になっています。それは、近代の農業に劇的な変化をもたらせました。例えば、除草剤の誕生は農家の健康や余暇の拡大を促進し、兼業化による現金収入の増加などです。農薬や除草剤の普及により、消費者にも農家にもそれはプラスと思われ、現在でも農薬や化学肥料を使った慣行農業が続けられています。しかし、本当にそうでしょうか。慣行農業の振興は、昔ながらの土地・生態系を壊しました。それだけでしょうか。私たちの身体や心への影響は…?
石綿さんの畑な草が豊かに栄えています。生産物は農薬も除草剤も使用しません。それでいて味も収量も、慣行農法のキウイと比べて勝るとも劣らずだと言う。だったら、自然がいいんじゃないか、と思った。

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石綿 敏久
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小田原有機農法研究所代表 
小田原有機の里づくり協議会副理事長

神奈川県小田原市で300年続く農家の15代目。無農薬、無肥料栽培の有機農業に20年前から取組む。当時「農薬も肥料も使わないなんて」と周りの農家から批判を受けるが、今では地域ぐるみでの自然農法の立役者に。小田原市が進める小田原有機農法研究会の代表者として小田原市の有機農法の推進を行うほか、数々の大きな講演会やセミナーの講師を行う他、圃場視察や自然農法ツアーの受け入れなども行っている。

【平成10年】 全国環境保全農業推進コンクール 激励賞受賞
【平成11年】 東京都有機農産物流通モデル事業指定生産者に認定
【平成13年】 有機JAS法認定書取得

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毎年5月末〜6月初めに咲くキウイの花。このひとつ一つに受粉を行う。

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それぞれ慣行農法<左>、有機農法<中央>、自然農法(無肥料)<右>

綿農園のキウイ畑は草が茂り、緑豊かな気持ちのいい農園だ。
自然農法(無肥料栽培)でキウイを成功させた石綿敏久さんはその世界では有名人だ。だから、自然農法の第一人者として、石綿さんの話しが出てくる事も少なくない。そこで一見は百聞に如かず。石渡さんの農園に訪れると、その畑がものすごくいい環境なのだと直感的に理解できる。草が、緑が心地いいのだ。多分それは人にも、動物にも、虫にも、そしてキウイにも同じ事が言えるのではないか。「自然農法」という言葉はよく聞くが、ここにくるとそれがどんな事なのかが自然と理解できる。この環境が生態系が壊れていない循環型がつ持続可能なユートピアなのだ。しかし、そのユートピアは一夜にしてできたのではない。20年以上もの歳月を重ね、この環境を作り上げてきたのだと語る。そして、その努力は並大抵のものではなかったはずだ。自然農法を始めたことは、量・味ともに不安定でしかも周りからは変人扱いされた。しかし、年月を重ねるごとに土が育ち、畑の生態系が自然農法のキウイに馴染んできた。今では年中緑豊かな環境の中、病気にも負けない最高のキウイが育つ環境になったという。

石綿農園の実証実験
石綿さんは10年前、慣行農法<左>、有機農法<中央>、自然農法(石綿さん)<右>で作られたキウイを同じ条件で保存した。すると、慣行農法のキウイは1年でドロドロに解けてほとんど形がなくなった。有機農法のキウイは3年ほどは原型を止めていたと言うが、その後、溶け始めた。しかし、石綿さんが自然農法で作ったキウイは10年経ってもキウイの形を保っている。匂いを家嗅ぐと「ドライフルーツ」のような香りがする。この違いは何なのだろう。私たちが知っていることは、自然にできたものは草でも花でも時間がたてば枯れる。決して腐ったり溶けたりはしない。何が自然で、何が不自然なのか。石渡さんはそう語る。

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キウイフルーツの収穫は毎年11月初旬頃から行われる。収穫後は専用の冷蔵庫で熟成を待ち、実際に市場に出るのは3月以降なのだ。

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主婦の間でも石綿さんは有名。時々自然農法の話を聞きに訪れるが、自然農法で作られた作物がスーパーは手に入らず、どこで帰るのかと嘆く。

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石綿農園には国内外問わず、様々な方が見学に来られる。先日、三原順子議員が団長を務める衆議院の方々が自然農法を視察に来られた。

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無農薬はもちろん、無肥料で作られた
有機JAS認定のキウイ。

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